
最終更新日:2022年10月12日
ブラックジャックのベーシックストラテジー徹底解説!使い方や事例
- ブラックジャックのベーシックストラテジーとは?
- ベーシックストラテジーが使用できるゲーム条件
- ベーシックストラテジーの見方とハンド3種類での使い方
- ベーシックストラテジーの見方
- 1. ベーシックストラテジー:ハードハンド使用例
- 2. ベーシックストラテジー:ソフトハンド使用例
- 3. ベーシックストラテジー:スプリット使用例
- ベーシックストラテジーの勝率
- ベーシックストラテジーで勝てないときに組み合わせたい攻略法
- ベーシックストラテジー使用時の注意点
- インシュランス(INSURANCE)は使用しない
- どんな状況でもベーシックストラテジー通りに選べるよう準備しておく
- ブラックジャックで表を使う!基本ルールと攻略
- ブラックジャック基本ルール
- ブラックジャック攻略
- まとめ:ベーシックストラテジーをブラックジャックで活用しよう!
ブラックジャックのベーシックストラテジーとは?
ブラックジャック ベーシックストラテジー
ブラックジャックにおけるベーシックストラテジー(基本戦略)とは、基本となるゲームの進め方のことです。世界的に有名な攻略法としても知られ、ゲームをどのような賭け方でプレイしていくかを一覧表にまとめています。
ランドカジノあるいはオンラインカジノのブラックジャックにおいて、還元率は通常96〜102%前後とされています。ベーシックストラテジーに沿ってゲームを進めることで、勝率やペイアウト率(還元率)を高めることが可能です。
ベーシックストラテジーが使用できるゲーム条件
ブラックジャックでベーシックストラテジーが使える条件は以下の通りです。
- ディーラーのソフト17でS(スタンド)
- デッキ数(ジョーカーを除くカード枚数=1デッキ)が6デッキ
上記2点は、世界のメジャーなカジノにおけるブラックジャックの標準ルールです。「ディーラーのソフト17でスタンド」というルールは、通常テーブル上に記載されています。また、テーブル上におけるカードのセット数のことをデッキ数といいます。
「6デッキ、ディーラーのソフト17でスタンド」として覚えておくと、本場のカジノでのブラックジャックに参加する際にも便利でしょう。ルールが異なるゲームの場合は、これから解説するベーシックストラテジーの表は若干異なってきます。ただ、いずれでも収益への影響はそこまで大きくないでしょう。
ベーシックストラテジーの見方とハンド3種類での使い方
ブラックジャック ベーシックストラテジーの見方
ブラックジャックのベーシックストラテジーでは、表(チャート)を利用します。プレイヤーが最初に引く手札の中身によって、3種類の表に分けられます。状況に合わせて表を活用できれば、攻略法の効果がより高まるでしょう。
ここでは、ベーシックストラテジーの表の見方と、3種類の表について紹介します。
ベーシックストラテジーの見方
ブラックジャックのベーシックストラテジー(基本戦略表)の見方としては、
- 上の数字(横):ディーラーの表向きのカード
- 左の数字(縦):プレイヤーの手札
上と左それぞれの数字が交わる箇所を表でチェックし、記号を読み取ります。H・S・Pなどのアルファベットがプレイヤーの最善の選択肢を表し、この通りに次の手を打つという使い方をします。アルファベットはブラックジャックでのアクションの頭文字で、それぞれの意味については後ほど説明します。
1. ベーシックストラテジー:ハードハンド使用例
ブラックジャックの「ハードハンド」とは、手札にAがない場合のカードの組み合わせのことです。ハードハンドでベーシックストラテジーを利用する際の表は以下の通りです。
それぞれの記号は以下の意味を示します。
- H(ヒット):カードを1枚引く
- S(スタンド):カードを引かない(現状のカードで勝負する)
- D(ダブルダウン):賭け金を2倍にしてカードを1枚引く
- 紫のH(ヒット):ルールにサレンダーがある場合にはサレンダー(降りる)
表のH(ヒット)は、カードを1枚引くことを指します。ここでカードを引かずに待機する(スタンド)と、ディーラーはバーストせず21に近づきやすい状況となり、自分は負けてしまう可能性が高まります。なお、通常のピンクのHではなく、紫のHはルールにサレンダーがある場合には降りることを意味します。
S(スタンド)の場合は、カードは引かずに待機しましょう。D(ダブルダウン)とは、ブラックジャックで言うベット額を倍にして勝負することです。自分のハンドが強い時に使うと有利ですが、ダブルを行った場合そのラウンドではカードは1枚しかもらえないので注意しましょう。
2. ベーシックストラテジー:ソフトハンド使用例
ブラックジャックの「ソフトハンド」とは、手札にAがある場合のカードの組み合わせのことです。ソフトハンドでのベーシックストラテジー表は以下の通りです。
ソフトハンドは、ハードハンドと比べるとS(スタンド)が少なく、D(ダブルダウン)の選択肢が増えています。Aは、1か11いずれかの数字を自由に選べるため、よりゲームを楽しめるでしょう。「A・7」では手札が18以上の際にH(ヒット)するバーストの確率が高まるためです。「A・6」より上のカードでは、積極的にH(ヒット)あるいはD(ダブルダウン)を打ちましょう。
3. ベーシックストラテジー:スプリット使用例
ブラックジャックの「スプリット」とは、最初に配られた2枚のカードが同じカードのことです。スプリット時は、以下の表の通りにベーシックストラテジーを使います。
上記2つのハンドで使用した記号に加え、下記「P(スプリット)」が追加されています。
- P(スプリット):配られたカード2枚が同じだった場合2つのハンドに分ける
スプリットを選ぶと、手持ちの手札が2枚に分かれて手札を2枚同時進行でプレイします。最初にベットした金額を2個目の手札に同額ベットする必要があります。
ベーシックストラテジーの勝率
ブラックジャックのベーシックストラテジーを使う際に気になる勝率は、当然ながら使った方が使わないときよりも基本的にはアップします。とはいえ、ブラックジャックには多くの種類があり、テーブルごとに異なるルールで運営されていることもあるため、細かな違いによって勝率は変わりやすいでしょう。
目安の勝率としては下記の通りです。
- ベーシックストラテジーを使わない場合:約43%
- ベーシックストラテジーを使った場合:約49.5%
ベーシックストラテジーを使わない場合よりも、ベーシックストラテジーを使った場合の勝率は約6.5%高まっています。ベーシックストラテジーを使うかどうかだけでも勝率が大きく変わってくることがわかります。
続いて、期待値も比較してみましょう。
- ベーシックストラテジーを使わない場合:約96%
- ベーシックストラテジーを使った場合:約99.5%
ベーシックストラテジーを使わない場合、期待値は約96%ほどですがベーシックストラテジーを使えば、期待値は約99.5%と極めて高い数値に変わります。
ベーシックストラテジーで勝てないときに組み合わせたい攻略法
ベーシックストラテジーは、他の戦略と組み合わせることで相乗効果が期待できます。ベーシックストラテジーと相性の良い戦略として、マーチンゲール法やモンテカルロ法、ダランベール法などのベッティングシステムがあります。
マーチンゲール法は、負ける度にベット額を増やす方法です。負担が大きくなる確率も高いですが、連勝や連敗による影響が少なく、比較的安全に運用しやすいと言われています。モンテカルロ法やダランベール法は、長いスパンでプレイするほど勝てる確率が高まる傾向があります。
ブラックジャックや他のカジノゲームで使える攻略法は多数存在します。下記記事でまとめていますので、比較検討の際にお役立てください。
ベーシックストラテジー使用時の注意点
ブラックジャック ベーシックストラテジー使用時の注意点
ブラックジャックにおけるベーシックストラテジーは、優秀で使いやすい必勝法ですが、メリットだけでなく注意点もあります。ここでは2つの項目について解説します。
インシュランス(INSURANCE)は使用しない
ブラックジャックにおけるインシュランス(INSURANCE)とは「保険」という日本語の通り、保険を賭ける行為を指します。ディーラーが持つ表向きに配られたカードがAの場合、最初に賭けたチップの半額を追加することで、インシュランスをかけられます。
インシュランスをかけた場合、ディーラーがブラックジャックなら最初のベット額を没収されますが、インシュランスベットの方で2対1で支払われるので、プラマイゼロで終われるのです。一方、ディーラーがブラックジャックでなければ、インシュランス分だけを取られてそのまま進行します。
ランドカジノでは、ディーラーのアップカードにエースが出るとインシュランスに賭けるかどうか確認が入ります。インシュランスに賭けるなら最初の賭け金の半分のチップを保険用レイアウトに置き、賭け成立です。
ただ、インシュランスは言葉の通り保険、つまり損を補填するやり方であり、勝って収益を得る目的で使える方法ではありません。加えて、生命保険のように金銭による利益が出るわけでもなく、勝ち負けの2択であるブラックジャックのゲームにおいては保険が役立つような複雑な状況は起こりにくいでしょう。
インシュランスは、ベット額が大きい場合など気弱になってしまっても避けるべきとされます。
どんな状況でもベーシックストラテジー通りに選べるよう準備しておく
ブラックジャックのゲーム中、ベーシックストラテジーを使用できなければペイアウトが下がってしまいます。そのため、どのような状況になってもベーシックストラテジーを活用できるよう準備が必要です。
D(ダブル)やS(スプリット)などの選択が使える状態をキープするために、チップを全額賭けるようなベットは避けましょう。初心者などベーシックストラテジーに不慣れな場合は、表を印刷、持参してゲームに参加すると安心です。暗記して慣れてくると短時間で判断できるようになります。
ブラックジャックで表を使う!基本ルールと攻略
ブラックジャック 表
ここで、簡単にブラックジャックの遊び方と攻略法を解説します。ブラックジャックは世界中のランドカジノやオンラインカジノで導入されている王道カジノゲームの1つです。ベーシックストラテジーを効果的に活用して、勝率を確実に高めていくために参考にしてください。
ブラックジャック基本ルール
ブラックジャックは、ディーラーが配ったトランプカードの合計が「21」に近いプレイヤーが勝つゲームです。各プレイヤーに2枚ずつ、ディーラーに1枚配られた状態でゲームがスタートし、カードを1枚増やすH(ヒット)や、そのまま勝負するS(ステイ)などのアクションを行い、手札を「21」に近づけていきます。
プレイヤーとディーラーどちらかが「21」を超えるとバーストとなり負け、残ったプレイヤーが勝利します。ディーラーより数字が21に近ければ、勝利金としてベット額の倍の配当を獲得できます。最初に配られた2枚の手札で「21」ができていた場合は、配当は2.5倍です。
カードは、ジョーカー以外の52枚を使用します。2〜9はそのままの数字で、10〜Kのカードは10扱い、Aは1か11かを選べます。
ブラックジャック攻略
ブラックジャックのベーシックストラテジーを理解するために、基本的な攻略について見ていきましょう。
カードの合計が17~21の場合、強い手なのでH(ヒット)せずS(ステイ)するというのが一般的なセオリーです。ディーラーのハンドが16未満の場合、必ずH(ヒット)することになるため、自分が16以下の時はディーラーが持つ表向きのカード(アップカード)を見て判断して行きます。
カード全体に対して10のカード(10、J、Q、K)は3割もあります。ディーラーの裏向きになっているカードは「10」と仮定して進めていくと決断しやすいでしょう。
オンラインカジノでのブラックジャックの遊び方については、下記記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
まとめ:ベーシックストラテジーをブラックジャックで活用しよう!
ブラックジャックのベーシックストラテジーは、負けや損失を避け、勝率や還元率をアップさせるために有効な必勝法です。3つのハンドによって異なる表を使い、次の手を決めるというシンプルな使い方です。慣れるまでは表を見る必要がありますが、オンラインカジノやライブカジノで幅広く使用できるでしょう。
ベーシックストラテジーを有効活用してブラックジャックを楽しみましょう!
ブラックジャックのベーシックストラテジーに関するよくある質問
ベーシックストラテジーとは、ブラックジャックにおける必勝法の1つで、基本戦略表とも呼ばれます。ブラックジャックの定石をわかりやすく表にまとめたものです。
オンラインカジノで繰り返しプレイしながら慣れていくと覚えやすいでしょう。ただ、ブラックジャックのベーシックストラテジー表は完全に暗記する必要はありません。オンラインカジノでは、ビデオ版のカジノゲームやライブカジノでも表を見ながらプレイできるため、暗記は不要です。覚えて使えるようになると、ランドカジノのブラックジャックでも活用できます。
いいえ、そうとは決まっていません。言い換えると、ベーシックストラテジー通りにプレイしても負けてしまう可能性はあるので注意しましょう。ベーシックストラテジーは、ミスによる損失を避け、勝率を上げるために使うと考えることを覚えておいてください。