最終更新日：2022年6月2日

オンラインカジノの儲けに税金はかかる？オンラインカジノの所得と税金について徹底解説！

オンラインカジノで勝ったら税金はかかるの？オンラインカジノで稼ぎが出ると気になるのが税金の話。オンラインカジノの儲けは「一時所得」として、所得税と住民税の課税対象となります。パチンコや競馬と比較して、なぜオンラインカジノでは税金が重要となってくるのか、税金の簡易的な計算方法まで解説しています。

オンラインカジノで儲かったお金は、「一時所得」として課税の対象となります。とはいえ、いくらか儲かったのですぐ税金の納付が必要というわけではなく他の税金同様に、その年の1月1日から12月31日まで得たオンラインカジノの勝利金に対して課税されます。

他に一時所得の課税対象になるものに、パチンコや競馬の勝利金、生命保険の満期保険金などがあり、１年間で一定の利益が出た場合は申告が必要になるということは覚えておきましょう。

パチンコや競馬で得た勝利金も一時所得扱いになります。ですがパチンコや競馬で儲かっている人が確定申告を行って、税金を納めた話はあまり聞かないですよね。もちろん納税の義務はありますが、パチンコ、競馬の場合は現金の取引で勝利金を本人以外はほぼ把握できないので、もし納税を怠っていても証拠がないので立証しづらいです。

ですが、オンラインカジノの場合はクレジットカードや電子決済を使うので、入出金の履歴、銀行口座への振込がすべて履歴として残ってしまいます。そのため勝利金を得ているという証拠は残るので、パチンコ、競馬以上に税金に関して意識する必要があるでしょう。

オンラインカジノの課税金額や所得税の計算方法

「儲かっても申告は面倒くさい」と思ってしまいますが、会社員であれば、一時所得の対象となる金額が70万円以下であれば確定申告が不要なので、さほど心配いらないでしょう。

収支を計算で、勘違いしがちなのが損失額は支出に含まれないことです。なので上記の表、3月１０日の損失分は収支をつける際の合計から除外して計算します。

収支から一時所得の計算式に当てはめてみましょう。

一時所得額＝（収入金額）140万円ー（支出金額）60万円ー（特別控除）50万円＝30万円　

この時点で20万円を超えているので申告が必要なことがわかります。

課税対象額の計算は、「一時所得の金額÷2」　で、この式に当てはめてみると

（一時所得）30万円÷2＝15万円　です。

オンラインカジノで１年間で15万円が課税対象

所得税の計算式は、（所得ー控除額）×税率

所得税の速算表（国税庁HPより）

で、会社の給料や他の一時所得と合算した所得から控除額を差し引いた金額に税率をかけます。

年収によって税率は異なるのでこの速算表を元に計算してください。

毎年2月16日から3月15日までが確定申告の期間です。確定申告書を管轄の税務署に郵送または持参してください。税金の納付はインターネットからもできます。

また、2021年9月現在は新型コロナウイルスの影響で4月15日までに延長となっていますが、なるべく早めに収支の計算など申告の準備をしておくと安心ですね。